本戦出場をかけた熱戦が繰り広げられる
11月15日(土)、全九州卓球選手権 宮崎県予選(一般の部・マスターズの部)が宮崎市佐土原体育館で開催されました。この大会は、来年開催される「全九州卓球選手権大会」への出場をかけた予選会です。一般の部では、ダブルスでベスト8、シングルスでベスト16、マスターズの部では、ダブルスでベスト4、シングルスでベスト8以上に入ると本戦出場の権利を得ることができます。マスターズの部は年代別で構成されており、同年代の選手同士が対戦する部門です。
一般の部92チーム・192選手、マスターズの部45チーム、90選手が参加。通常、一般の部とマスターズの部は日程を分けて開催されますが、今年度からは宮崎県卓球協会の新しい試みで同日開催。タイトなスケジュールとなる中、午前中はダブルス(一般の部)から試合が始まり、夕方からマスターズの部が行われました。シフトプラス卓球部からは尾場瀬(おばせ)選手・硴塚(かきつか)選手の2名が一般の部・マスターズの部に出場。例年とは違う緊張感の中、両選手とも一戦一戦集中して試合に臨みました。
ダブルス(一般の部)で第3位入賞!
男子ダブルス(一般の部)では全64チームによるトーナメント戦で、決勝に進むには「4試合」を勝ち上がらなければなりません。尾場瀬・硴塚ペアは互いに声を掛け合いながら冷静に試合を運び、安定したラリーと果敢な攻めで、まずは初戦を突破。続く準決勝では、強豪ペアと緊張感のあるラリーが続く中でも持ち味の連携を発揮し、根気強いプレーを見せました。迎えた3位決定戦。相手の速いテンポに対し、巧みなコース取りと素早いフォローで主導権を握り、息の合った見ごたえのあるプレーを貫き3位入賞。見事、本戦への出場を決めました。
シングルス(一般の部)でもそれぞれが持ち味を発揮!
シングルス(一般の部)でも両選手が持ち味を生かし、力強い戦いを見せます。硴塚選手は、初戦から順調に勝ち上がり、迎えた第3試合では、先にセットを奪われる苦しい展開ながらも冷静に立て直し、鋭い攻撃で巻き返してベスト8を果たしました。試合後には、「崩れず立て直せたのがよかった。流れを持っていかれたまま負けてしまうこともある中、今回はしっかり踏ん張ることができた」と振り返り、手応えを感じた様子でした。
尾場瀬選手も安定した守備と粘り強いプレーで強豪選手に食い下がり、ベスト16入り。両選手はシングルス(一般の部)でも本戦出場を決めました。
シングルス(マスターズの部)でも好成績収める
シングルス(マスターズの部)では尾場瀬選手が第3位、硴塚選手が第7位と、こちらも本戦出場の権利を得る素晴らしい結果を残しました。
年代別の試合では、体力や技術の近い選手同士の対戦になるため、ラリーが長く続きやすく、見ごたえのある試合が展開されます。1本1本質の高いラリーが続く緊張感のある展開の中で、両選手とも落ち着いた試合運びと力強いプレーが繰り広げられました。
尾場瀬選手は、全国レベルの実力を持つ強豪選手たちを相手に果敢に戦い、第3位を獲得。終始接戦が続く中、両選手の冷静な判断力と対応力の高さが際立ち、勝ち上がる姿がとても印象的でした。
今回の成果を糧に、さらなる挑戦へ
次の舞台、来年3月に行われる全九州卓球選手権本戦と東京選手権に向けて両選手ともに意欲を高めています。「全九州本戦では、ランク入りを目指してさらなる成長を重ね、来年の予選免除や本戦推薦につなげたい」と尾場瀬選手。東京選手権についても「全国から強豪が集まる大会ですが、今回の経験を活かして、1回でも多く勝利を重ねたい」と意気込みを語り、硴塚選手も「粘り強く戦って、さらに上を目指したい」と力強く話してくれました。