広報ブログ
  • 2024年12月09日

【福岡】小中学生に「デザイン」の面白さを。〈むなかた子ども大学〉で講義

令和6年12月7日(土)に開催された〈むなかた子ども大学〉に、今年も講師として参加いたしました。
当イベントは、子どもたちの将来の夢や職業選択の幅を広げようと宗像市が主催するイベントで、今年で4回目の開催。
企業や大学などが提供する34のコースが用意され、約500人の小中学生が職業体験を行いました。

〈むなかた子ども大学〉とは?

宗像市が平成24年に制定した「宗像市子ども基本条例」を基本理念とし、「子どもの健やかな成長が保障されるまちづくり」の取り組みとして令和3年に開学されました。
「本物から学ぶ」「本物を体験する」をモットーに、講座はすべてその道のプロが講師が担当。子どもたちは、授業を通して職業に対する想いややりがいを学びます。

昨年の様子はこちら→第3回【福岡】“本物”から学び、子どもの将来を広げる「第三回 むなかた子ども大学」で講義

シフトプラスは第1回目の開催から「グラフィックデザイナーコース」の講師を担当。
今年は「大好きな人へ贈るプレゼント箱や袋をデザインしよう」をテーマに、パッケージデザインについて学ぶ授業を実施しました。

1限目:実際にお菓子の箱を開け、気づいたことをメモします。
誰に向けて作るかやお菓子の名前などを書き出して、デザインイメージを具体的に。

お菓子をあげる相手は、いつもお弁当を作ってくれるおばあちゃんや、お母さん、講義中に仲良くなった友だちなど様々。
抹茶好きなおばあちゃんへ向けた「のうこうまっ茶クッキー」やパン好きなお母さんへのお菓子「パン菓子」など個性溢れるお菓子の名前に、参加した講師陣やサポートに入ってくださった大学生もほっこり。

2~3限目:用意したお菓子の空き箱のサイズに合わせて、自分だけのお菓子パッケージを考えます。
子どもたちの作品。それぞれの思いが詰まったオリジナルパッケージができました。

思い思いのパッケージは、表から裏にかけてストーリー仕立てになっているデザインや、側面にまでこだわったデザインなど、工夫を凝らした作品で思わず手に取りたくなるようなものばかり。
小学生の自由な発想に触れ、改めて想いを人に伝える楽しさをこちらも学ばせてもらいました。

4限目:完成したお菓子の箱のお披露目タイム。工夫したポイントを発表しました。

今回は、漫画家や警察官などデザイナー志望以外の子どもたちも受講していました。
アンケートには「こんな仕事もあるんだと知った」とあり、少しでも、将来の選択肢や視野を広げる手助けが出来たなら講師として幸いに思います。

「人と地球に、しあわせを。」という理念を胸に、これからもシフトプラスは、さらなる地域の活性化・地域への貢献を目指していきます。